NATURE EDUCATION / 自然体験教育・研修
NATURE EDUCATION
自然体験学習・研修
大自然はもちろん、身近な公園でもいい。
自然の中で密度の高いプログラムを行うと、五感・心・身体が養われます。
また、近年の脳科学の研究では、自然に触れながら活動することで、
脳の前頭前野の働きが活発になることがわかってきました。
保育園や幼稚園、こども園などで20年以上にわたり培ってきた年間コンサルティングや
各種アウトドアイベントでの実績を通じて、場所・対象・ねらいに応じた
多様な幼児のための自然体験プログラムを展開いたします。
また、近年は小学校の評価体育が始まる前の「丈夫でしなやかな身体づくり」を
テーマにした「自然体育」も行っています。
子どもがいきいきとした瞳で自然の中で楽しむ時間を、一緒につくっていきましょう。

自然の中で子どもの生きる力を育む
ネイチャーエデュケーションとは、自然体験を通じて「力強く生き抜く力(非認知能力)」を育み、どのような状況でも自分らしく生きていくための土壌づくりを目的とした教育活動です。 自然体験と聞くと、壮大な山や川、豊かな森が必須条件だと思いがちですが、そんなことはありません。都会の公園など、身近な場所でも構いません。その場の特性をいかしながら、子どもたちの非認知能力を養っていきます。

子どもも大人も学びの場になる
自然の中での体験を「面白かった!」で終わらせるのではなく、子どもたち一人ひとりの成長につながる活動内容を大切にしています。同時に、ネイチャーエデュケーションでの学びを園での日常活動でも活用・応用できるよう、活動後の振り返りの時間を持つなど、先生方へのフォローを並行して行っています。親子関係、先生と子ども達との関係、先生同士の関係構築や信頼構築にアプローチできる点も、ネイチャーエデュケーションの特徴です。

小さな自然は身の回りにたくさんあります
現地に大自然がなくても大丈夫。都市公園など、一見自然が少ないと思われるようなフィールドでの展開も可能です。近くに自然がないと思われている方こそ、ご相談下さい。子どもにとって、自然は大人の想像をはるかに超えて、身の回りにたくさん存在します。大切なのはその活用法。ネイチャーエデュケーションをスタートさせる際は、皆さまが活用したいフィールド調査もセットで行い、どんな活動が可能で効果的なのか、職員の成長も見込んだコンサルティングも丁寧に行っていきます。
ネイチャーエデュケーションには、次の4つのコースがあります。
目的に応じて各タイトル横のプルダウン(▼)をクリックして詳細をご覧ください。
おもなコースを記載していますが、すべてオーダーメイド形式でプロジェクトデザインを行っています。打ち合わせを重ねた上で、皆様の想いや環境に合わせて毎回デザインしていきますので、お気軽にお問い合わせフォームにてご相談ください。
1:幼児向け自然体験の提供
こども園・幼稚園・保育園に出向き、近くの公園や里山、もしくは園庭など身近な自然環境を活用し、年間を通して自然体験活動を行います。プログラム内容は、園や団体の想いやねらい、また子ども達の成長具合と当日の天候や環境に合わせてコーディネートします。また、プログラム終了後は振り返りの時間を設けて、自然体験活動で得た学びを日々の保育に繋げていけるよう、先生方の学びの醸成を行います。
※対象年齢は1〜5歳児、年齢を問わずそれぞれに合った内容でご提供いたします。
●年間プログラム
年間を通して自然体験を提供していきます。
回数は、ご要望やご予算に合わせて設定させていただき、園の目標設定や子ども達の成長、活用フィールドに合わせた内容で進めていきます。年間プログラムの特徴は、プロジェクト型保育の導入としても最適です。
●特別教室
単発の自然体験プログラムの提供を行います。
保護者と一緒の体験教室、スペシャルな遠足などにご活用いただけます。また、年間プログラムを行う際のテストケースとしても最適です。
2:指導者・施設向け研修
ネイチャーエデュケーションを行うために必要な考え方やスキルを、それぞれの活動拠点をベースに実践的に行っていく研修です。研修内容は次の3つがあります。
●ネイチャーエデュケーション体験研修
身近な自然を活用した学びの場をつくるために、まずは大人が実体験してみるための研修です。普段、見逃しがちな小さな自然の面白さや不思議さを様々な角度からアプローチすることで、日常の園での活動に活かしていただける内容になっています。研修を通して、子ども達にただ名前や特徴を話すだけの自然体験から一歩先へすすむきっかけをつくります。
●ネイチャーエデュケーター養成
身近な自然から少しワイルドな自然まで、自分達の活動エリアを存分に活用し、自然体験を提供したい方へ。幼稚園・保育園の先生、地域活動を行う方などを対象に、自然体験を企画・運営するために必要なノウハウを提供します。
養成内容は、対象者のレベルに応じて様々な設定が可能。ご要望に合わせて年数回の構成で組み立て、ロープを使ったワイルドな自然遊びの方法などもお伝えいたします。
●学びにつながる室内展示/室内装飾
自然の素材を使いながら、子どもたちが展示を通して自ら五感をフルに活用し、遊びながら学んでいける展示(ハンズオン展示)の手法を紹介。この技術を導入することで、室内をベースに自然とつながり、展示を通して子ども達が自ら考え、学び、体験する場を提供することができます。
対象年齢別に、園の設置スペースや目標設定に合わせた展示方法をお伝えしていきます。
3:リスクマネジメント研修・応急救護研修
自然体験を行う上で一番心配なのが、子どものケガです。これらを未然に防ぐための声かけ、大人の動き方や物の設置方法、もしも何かが起きた時のプロに引き継ぐまでの方法を、体験的に学んでいきます。園の活動内容に合わせたリスクを想定して、搬送や応急手当などの現場対応から未然に防ぐための問いかけ方、大人の位置どりなども、研修で学ぶことができます。
詳しくはリスクマネジメント研修・応急救護のページをご覧ください。
4:講義・講演
子どもの自然体験には「何が必要なのか」「どんな効果があるのか」「大人がすべきことは何か」など、実際のプログラム導入例を交えながら解りやすくお伝えします。講義・講演の形式は、トークのみ、スライド&トーク、簡単な体験付き、室内での簡単なワークショップ付きなど、ご要望に応じて様々なアレンジが可能です。
NATURE EDUCATION 過去のニーズや実施例
過去の主なニーズ
- 「幼児自然体験の有用性を伝える講演を実施したい」
- 「子ども達が楽しみながらボディバランスを鍛え、体力もつけてほしい」
- 「自然の中でのびのびと遊ばせてあげたいけれど、そこに教育的視点も入れたい」
- 「保育園・幼稚園での年間を通じた自然体験プランの実施を計画したい」
- 「先生達が園児を自然の中に連れて行き、自由に遊ばせることができるようになってほしい」
- 「園児遠足の内容をもっと充実させたい」 など
実施例
- 一般向け幼児自然体験の有用性に関するスライド&トーク (東京都練馬区)
- ネイチャーエデュケーション指導者養成研修(桐ヶ丘保育園)
- 自然体験・自然体育の年間プランおよび実践 (しぜんの国保育園)
- 自然体験年間プランおよび実践 (正和幼稚園、清水保育園、成瀬くりの家保育園)
- アウトドアイベントでの幼児向け自然体験プログラムの実施
- 幼児教育雑誌での「身近な自然で遊ぶ方法」監修
- 小学生向け雑誌での「アウトドアで遊ぶ方法」監修
- 新幼児と保育(小学館)連載 他

ネイチャーエデュケーション
ミクニ出版
公園や園庭など、身近な自然を楽しむためのノウハウや子どもとの関わり方が書かれています。
季節ごとの生き物や植物の紹介や、遊び方なども紹介されています。
「子どもに自然を体験させたい、でも街のなかには場所もないし、時間も、自然に対する知識もない」と悩んでいるお母さん、お父さん、保育園・幼稚園・こども園の先生方や保護者にむけた新しい本です。

子どもと楽しむ外遊び (NEW OUTDOOR HANDBOOK)
地球丸
幼児から小学校低学年までの子どもと、自然をとことん楽しみつくすための方法を教えます。

自然あそびで子どもの非認知能力が育つ
東洋館出版社
コロナ禍で急速に進むIT、タブレット教育。一方でこれからのAI時代にこそ“非認知能力”が求められ、予測不可能な自然は子どもたちの大きな学びの場になります。最先端の教育、子育て論を語る際の一つの視点として 書かれています。
非認知能力を育むことをベースにした対話の方法や関わり方などが紹介されていますので、保育園、幼稚園・こども園の先生、自然体験の指導者に向けた本です。
関連